きれいごとで包めない
先日食堂で休憩していると(狭い店なので応接にも使われる)副店長が何名かと
入ってきた。 知的障がいのある男の子が来年春から就業するために
二週間程トライアルで働いていた。その子とお母さんと市の職員らしき人。
惣菜部門で見習いをしてまあ問題もなかったようだ。
どんな調子だったかとかやさしく問われる。男の子は面接に臆していない様子。
流ちょうにしゃべる。普通の面接にみえる。
この店常時働いている中でも障害を抱えてるんだろうなという若い人が2人は見かける。
面接ではたぶん問題なさそうだから 春から同じ部門に配属されるだろう
そういういう話を和やかにしていた。
話し合いが終わる前に部門の社員も呼ばれる。 彼どうでしたか?という質問に社員が答える
「言われた業務はこなせるけれども マイペースなので本配属になれば スピードも意識してほしい」
そうだよねー。トライアル中はお客様 のんびり見守ってるけど現場は忙しい
イラっとすることがあっても言えないし、任せられる業務は限られるし
きれいごとでは済まない。むずかしいよなー。
なんか違和感ある やりにくいのはお互い様だな。
職場環境に問題があったら 健常者なら自分で解決、周囲に相談。
もしくは黙って去る
ある障がいを持つ子がお母さんに言った話
(その息子さんは高卒後何年か働いている)
彼の職場に挨拶をしない人がいる。そのうえ 暴言を吐く人もいる。(皆にそういう態度らしい)
会社に行くのがつらくなってきたと子どもがいう。
なんでも相談できる母がいるのは心強い。職場で邪険にされるといやになるのは
誰でもそうだ。気にしないでいても毎日になるとたまってくる。
そこで母が職場の上の人に訴えた。何人も問題のある人物の
せいで会社を辞めているとも聞く。
自分の子から聞き出した話をまとめ 何時何時こんなことがありましたと
洗いだしたらしい。その後問題のある人物たちは注意され、配置転換されたらしい
風とおしのよい 職場づくりは大切だが
職場に母っていうのが違和感を感じる。本人には跳ね返す力がないんだろうけど。
職場としては厄介だなー。言えないけどー。親でてくるのかー。
以前働いていた店の同僚
16年くらい前に働いていた店の社員に耳が聞こえない女の子がいた。
大学卒業して就職した。パンを作る部門で働いていた。
私は食堂でこちらから 筆談で話しかけた事をきっかけに
たまに筆談でおしゃべりした。
同じ部門の人に聞いた話だが 部門にいじわるな人がいて彼女をいじめているという。
教えてくれた⤴この人物はこの意地悪な人と言われる人物と大変仲がわるいそうだ。
さて何ヶ月後かに彼女は辞めることになった。
本人は辞める原因を言いたくないといった。辞める前に食事にいったが
理由は言わないが泣いていた。せっかく就職したのにもったいない。
耳が聞こえないという障がいなら 業務にはそんなに問題ないと思うし
社員なんだから異動させてもらえばいいのに。
でも 疲れたらしい。 彼女も意地悪を跳ね返せなかったのは同じだが
自分の問題は親を介入させないよな。
障がいの度合いは色々あるから 皆いっしょではないんだけど
もっと重かったら 作業所で働くのかな。一般の会社で労働するというのは
結構むずかしいことかもしれない。
近隣の店で働いていた20年前 若い知的障がいの男の子がいて
カートを片づけたり雑用をしていた。真面目と思ってたら
たまにどこかでゲームをしてさぼってることがあるという。
やれやれ彼は中年になった今も続いているからやりやすい職場なんだな。www
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